「10着しか服を持たない」に憧れはあるけれど…。
ライター
Sayuri.N
2016.05.06 UP
このGW中、東京では「半袖でもいいんじゃない?」というような
暖かい日が続きました。
4月中は暖かくなったなあーと思ったら、また肌寒い日があったりで
衣替えのタイミングを逃してしまっていたので、最近やっと手をつけています。
冬物の整理をしていると1回も袖を通さなかったものがあることに気づきます。
整理術の本には「シーズン中に1度も袖を通さなかったものは捨てる!」
と書いてあったりしますよね。
でも、私の場合、2年くらいまったく着ていなかったものを
引っ張りだして着てみたら意外とお気に入りになったということがあるので、
1シーズン着ていなくても「即捨てる!」とはなかなか思い切れずにいます。
だから、「これ着るかな?どうかな?」と考える時間が必要で
衣替えも時間がかかってしまいます。
『フランス人は10着しか服を持たない』という本が売れているように
日本でも“シンプル”で“ミニマム”な暮らしがブームになっています。
たしかに家の中もスッキリするだろうし、そういう暮らしに憧れます。
でも、そこでふと思うのです。
センスがあれば
「シンプルなアイテムを上手に着回してるよね!」と称えられるけれど、
服を上手に着回すセンスがないと
「あの人、なんだかいつも同じ格好してるよね」となっちゃうのでは?と。
「これが私の定番ファッションです」と自信を持って言い切れるほどの
スタイルが確立していないのが問題なのかもしれませんが。
また、歳を重ねるとおしゃれにまったく興味がなくなり、
もう何年も着続けているラクちんな服ばかり選んでしまうという人もいますよね。
若い時はおしゃれが大好きだったのにそういう興味を失ってしまうという
気持ちの老化は見た目の老化以上にヤバいんじゃないか?とも思ったり。
少数精鋭のシンプルなワードローブに憧れつつも服をパッパッと捨てきれない私は
そんなことをあれこれ考えながら、のんびり衣替え中。
スッキリと暮らすミニマリストには、なかなかなれそうにありません…。