代表 三浦とパリの出会い
ライター
Kanako.M
2016.05.22 UP
私がパリを初めて訪れたのは、大学4年の卒業旅行。
その当時はバブル最盛期で、卒業旅行はパリ・NYを1ヶ月でした。
20代前半の私には、パリは何もかもが新鮮で、
この街にいるだけで自分が洗練されて、
おしゃれな大人の女性になれるような気がしました。
まさに、若い頃の私にとってパリは憧れの場所。
パリジェンヌたちが全て素敵に映りました。
当時はちょうど、アルマーニやフェレなどのイタリアンブランドが日本に入ってき始めた頃。
まだまだ東京では高価で品数も少なく、学生の私にはなかなか手が届きませんでした。
そんなブランドのお店がパリにはいたるところにあって、
洗練された美しいワンピースを購入した時は、
大人の女性の仲間入りが出来た気がしたものでした。
その後もなぜかパリには不思議とご縁がありました。
2度目の結婚をした30代半ばに、
私は元夫と一緒にレディースのアパレルブランドを立ち上げました。
彼は、某有名メゾンで20年のキャリアのあるファッションデザイナーで、
私たちのブランドは、東京コレクションを経て、パリへの進出を果たしました。
そして、若い頃から憧れ続けていたパリで、
さらには憧れのパリコレに、自らの日本ブランドを売り込むことになりました。
約5年間、春夏・秋冬の2シーズン、展示会のために2週間ずつパリに滞在していました。
パリコレシーズンのパリは、世界中からバイヤーやファッションジャーナリスト、
エディターたちが集結し、それはそれは華やかでした。
そんなパリで、私は様々な人脈を作ってきました。
気がつくとパリは、私が一番自分らしくいられる場所、第二の故郷のような存在になっていました。