DO三浦流〜大人女性の浴衣の着こなし方
ライター
Kanako.M
2017.07.28 UP
先日、初めて祇園祭を見に、京都へ参りました。
その際に、浴衣を着て、川床遊びに行く機会に恵まれて、もうかれこれ10年ほどまえに買った浴衣を
持参して京都に行きました。
浴衣を着る機会はあまりなく、数年ぶりの浴衣。。。
浴衣姿で、京都の街を歩いていると、ふと、とても粋な着物屋さん“一加”さんを見つけ、
吸い込まれるように入ってしまいました。
そこには、素敵なそして粋な”大人女性”にぴったりの浴衣が、たくさんディスプレイされていて、
思わず、一目惚れ。。
何点か試着した後、この浴衣と帯を衝動買いしてしまいました。
そして、すぐにこの浴衣が着たくなって、着ていた浴衣を脱いで、新たな浴衣をお着付けして
いただきました。
最近は、夏になると女性たちの浴衣姿をよく目にします。
特に、若い女性の間では、花火大会に行く時の定番になっているようです。
日本の伝統文化が継承されていてとても素敵なことと思いますが、
残念ながら、素敵に浴衣を着こなしている女性って少ないと思うんです。
街で見かける浴衣姿の女性で、素敵だな〜って思える方、ほとんどいません。
女性の浴衣姿って、”粋で凛としている”から、美しいと思うのですよ。
若い女性は、ともかくとして、私、日本の大人女性は、浴衣を着るなら、
”粋に美しく”そして、色っぽく着て欲しいな。。。と。
実は、私の母方の実家は、浅草で呉服屋を営んでいました。
祖母はとても美しく品のある女性で、小さい頃、祖母の着物姿がなんて綺麗なんだろうと、
眺めていた記憶があります。
昔の女性は、着物や浴衣を凛と着こなすすべを知っていたように思えます。
決して、派手な柄や色の浴衣でなくても、そしてメイクもばっちりしなくても、
その粋な着こなしが、妙に色っぽくて。。。
今回、わたしが選んだ浴衣の色や柄は決して、派手でなく、いたってシンプル。
大人女性には、こういったシンプルな色そして、柄の浴衣がいい。。
そして、きちんと帯を締めて、正統派な着こなしが一番、美しく見える。。。
そんなことをつくづく思い、祖母を懐かしく思い出した京都の夜でした。