もうすぐ梅雨が明けたら、いよいよ夏本番。
皆さま、夏休みの予定はお決まりですか？

最近、同年代の友人の間で、「山歩きが趣味」という自称“山ガール”が増えています。

“山ガール”とは、
「色鮮やかでちょっぴり可愛い登山服を着た女性登山客」を指す呼び名だそうです。
「“ガール”という歳じゃないでしょ！」という突っ込みが聞こえてきそうですが（笑）、
“山女”というのも色気がなく、“山マダム”も違う気がするので、
あえて“山ガール”と呼ばせていただきますね。

私の若い頃は夏のレジャーといえば…
「海外リゾートのビーチでのんびり」
「アジアで美味しいものを食べ歩き」
そんなところが定番でした。
昔は「ハワイ最高！」「香港の飲茶はいくらでも食べられちゃう！」
と言っていたover40の“山ガール”たちはなぜ山を目指すのか…。

実は私も数年前に急に山にはまり始めた夫と一緒に
登山というよりもトレッキングというレベルの所に行くようになったのですが、
実際に行ってみて感じた魅力は、

自然の景色に囲まれることで癒される。

山頂という目標に向かって進み、たどり着いた時の達成感。

身体を動かす気持ち良さ。

あとは、年齢を重ねても楽しめるということもあると思います。
20代30代の“山ガール”よりも目立つのは私よりもはるかに年上の女性たち。
みんなすごく元気でハツラツとしていて、
「はぁはぁ」言って歩いている私の横を「お先に～」とずんずん抜かしていきます。

そして、もうひとつ、大きな魅力は
頭の中をからっぽにできること。

つらい登り道を歩いている時は、足元に注意しながらただ黙々と足を動かすのみ。
他のことを考えている余裕などありません。
それがなんとも心地良いのです。

Over40は何かと忙しい時期ですよね。
その忙しさの内容は人それぞれ。
仕事、家事、育児、お子さんの受験、親の介護…。

さらに、テレビをつければいいことも悪いことも様々な情報が入ってきて、
スマホを手にすれば、LINEのメッセージが次々と来て、
フェイスブックにはいろんな人の近況が流れてくる。
頭の中は常に情報でいっぱいになった状態です。
時にはそれに振り回されて、しんどくなってしまうことも。

意識して頭の中をからっぽにする時間を持つのは
とても大切なことなのではないかと思います。

だから、瞑想が流行ったりするのでしょうね。

もちろん登山でなくてもいいと思います。
手芸だって、陶芸だってなんでも。

フル活動している頭をちょっと休めてあげる時間を
ぜひ持ってみてくださいね。